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利他的であることが導く上質な生き方

森野 広太

Morino Kota

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「最強のワンパターン」で顧客に接する

 2011年の東日本大震災の経験を通じて、「形あるものに確かなものはない」との思いを強くしました。唯一、確かなものだと感じられるのは『生きている限り、自分が在るということ』。そこで、何よりも自分の能力に投資することに大きな意味を感じて、同年当時の勤め先を辞め、不動産コンサルタントとして起業。2016年に弊社を設立しました。

現在の事業内容は、資産形成コンサルティングや各種セミナー、イベント運営など。一般的に、資産形成というと未来のために”今”を我慢するという印象が強いのですが、弊社は未来はもちろん、”今”も大切にしています。  例えば、老後に海外旅行をするより若い時にしたほうが、受ける刺激や感動は大きいと思います。そのほうがより上質な旅を楽しむことができるはずです。若いころはお金をかけなくても旅を楽めます。しかし、経済力が付いてくると、お金をかけない旅を物足りなく感じるはずです。  資産形成も同じです。未来と同じく今も大切に考えています。そういう観点で顧客に接している点が同業他社と弊社との大きな違いでしょう。ですから、ビジネスやボランティアを通じた人とのつながりやふれあいを大切にしています。

 仕事をする上で大切にしているのは、目の前のクライアントから嫌われないことです。弊社は基本的に営業ではなく、紹介で新たな顧客を獲得します。つまり、人間関係に支えられているので、関係者を失望させてはならないのです。嫌われないためのコツは「与える」ことです。相手から何かを「取る」という気持ちでは失敗します。弊社独自の情報をはじめとする顧客の利益になることを与えて、顧客の信頼を獲得します  顧客一人一人に対するアプローチは原則的に同じ論法です。人によって変えることはありません。同じ話にしておかないと、後々齟齬が生じる恐れがあるからです。人によって話の中身や筋道が違うのは不平等です。誰に対しても同じ話を同じストーリーで話すことによって、私の思いを伝えます。要するに、話にブレがありません。この手法を弊社では「最強のワンパターン」と呼んでいます。

 私にとって、社員はかけがえのない家族のような存在です。余談ですが、家内は社員第一号でした。弊社の朝の挨拶は、社員同士のハイタッチから始まります。学生時代にバスケットボール部でしていた習慣を持ち込んだものです。ボールが入っても外れても、チームみんなの気持ちが一つになるし、その場の雰囲気が良くなる。その効果を生かそうと考えたのです。実際、ハイタッチの時は笑顔になるし、社内の空気にプラスの循環が生まれると思います。  社員が家族なら顧客は親戚。これは社内で明文化しています。顧客を家族と呼ぶのは押しつけがましいので、程よい距離感を保てる親戚と位置付けました。原則的に毎月開く「おもてなし会」で、顧客への感謝の気持ちを表しています。根底にあるのはホスピタリティの気持ち。顧客同士の人間関係を深めることにも狙いを定め、税理士を招いたクルージングセミナーや婚活イベントなど、趣向を凝らして開催しています。

 私の考える「上質な生き方」とは、利他的であることです。お金や時間やエネルギーを、自分のためにではなく人のために費やす。そうするためには、自分が満たされていることが必要です。他者や社会に貢献するに足る自分を作ることです。例えば、チャリティ活動は自分が満たされていないと継続的に行うことはできません。そのために欠かせないのが「志」です。志とともに確固たる自信を持つことも大切です。そういう心構えは上質な仕事にもつながると思います。  事業面での今後の展望は、グループ会社を拡大することです。具体的には、同志を増やし、3万社、年商100兆円の規模を目指します。構想では、年商100億円の会社が1万社あれば、100兆円になります。残りの2万社は売り上げを目指すのではなく、クリエイティブな分野や後継者のいない会社に振り向けます。会社がないと文化を継承できないからです。これも社会貢献の一環といえるでしょう。  こうして夢と希望にあふれた人々による国を作る。これが私の思い描く理想の社会です。

森野 広太

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